復旧したのは、能登町の内浦長尾地区の7軒の農家が利用する農業用水です。
ため池から水を引いて使っているもので、能登半島地震で配管などが破損し断水していましたが、復旧作業の結果、4月に入って断水は解消しました。
大山直美さんの農業用ハウスでは、地震後に作付けしたトマトが実をつけ始めていて、15日は、5月の出荷に向けて水をやったり不要な芽を取り除いたりする作業が行われました。
大山さんは、断水中もほかの農家と協力して近くの川から水をくんでくるなどしていましたが、生育に十分な量を確保できず、実が小ぶりなものもあって、全体の出荷量は去年より3割ほど少なくなる見通しだということです。
大山さんは「不安もありますが、私たちのトマトを楽しみにしてくれている人がいるので、なんとか届けられるように頑張りたいです」と話していました。
能登町内ではまだ農業用水が断水している地域が残っていて、町などが順次、復旧作業を進めています。
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