石川県能登町にある、星の観測施設「満天星」は、能登半島地震で大型の天体望遠鏡の土台が傾いたり、施設の内側の壁に亀裂が入るなどの被害を受けました。

このため震災後は営業を休止していましたが、復旧工事が終わり施設の安全が確認できたことから、8日、およそ5か月ぶりに営業を再開しました。

館内には、イタリアの科学者ガリレオ・ガリレイが製作した望遠鏡のレプリカが再開にあわせて新たに展示されました。

これは東日本大震災で被災した宮城県大崎市にある星の観測施設から、復興の願いを込めて届けられたということです。

また、プラネタリウムの上映も行われ、学芸員が8日の夜に能登町で見られる星座などについて解説しました。

父親と訪れた地元の3歳の男の子は「星やオーロラがきれいでした。また来たいです」と話していました。

「満天星」の学芸員、宇佐美拓也さんは「ようやく営業が再開できてうれしいです。今後、プラネタリウムを通して皆さんの笑顔を増やしていきたいです」と話していました。

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