17日、穴水町の仮設住宅に現れたゆるキャラの「ニッポニア・トキ次郎」は、身長1メートル65センチで、紙粘土や段ボールで作られています。

胸には、被災地の復興を願い、「ガンバレ能登」と書かれたたすきをかけています。

1970年、本州で育った最後の野生のトキが捕獲された穴水町で、長年、トキの放鳥に向けて活動してきたボランティア団体代表の宮下源一郎さん(76)がおよそ3か月かけて手作りで完成させました。

宮下さんは、トキ次郎に地震からの復興のシンボルになってほしいと願っていて、仮設住宅の人たちがそばに近づいて、ながめていました。

宮下さんは「1度絶滅してから復活に向かうトキは、被災した人たちの気持ちがよくわかると思います。地震の復興もトキの復活も1年や2年でなんとかなる話ではないので、一緒に頑張る仲間になれると思っています」と話していました。

宮下さんは、トキ次郎を町内の公共施設や商店街でも展示して、町の人たちに元気を届けていきたいとしています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。