能登半島の沿岸を通る輪島市深見町の国道249号沿いにある地滑りの現場には19日、国土交通省の職員2人が訪れました。
職員は、地面にできた亀裂が広がっていないか監視する装置が正常に動いているかや、地中に雨がしみこむのを防ぐシートがズレていないかなどを目視で確認したり手で触れたりして点検していました。
また、地震による地盤のずれや緩みなどを確かめるため、地中の岩盤のサンプルを採取するボーリング調査も行い、今後、分析を行うことにしています。
能登半島地震の影響で、国土交通省が管轄する場所では輪島市と珠洲市の合わせて7か所で地滑りが発生し、現在も復旧作業が行われています。
北陸地方整備局能登復興事務所の本田正和さんは「地震が起きてから初めての梅雨や台風シーズンを迎え、去年までは安全だった場所でも二次災害が起きるおそれがある。雨の情報に注意して早めの避難などを心がけてほしい」と話していました。
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