近畿地方は6月21日(金)に、遅れていた梅雨入りが発表されそうです。平年より15日遅く、史上3番目の遅さとなります。
南の海上にある梅雨前線が北上し、太平洋側を中心に雨が降るでしょう。鹿児島県や宮崎県では、21日の午前中にかけて非常に激しい雨が降り続き、線状降水帯が発生する可能性があり、災害の危険度が急激に高まるおそれがあります。
近畿では早朝の時間帯をピークに、弱い雨が降るでしょう。昼前にかけて和歌山県の南部に発達した雨雲がかかって、激しく降る所もありそうです。先日大雨になったばかりですので、土砂災害など十分注意をしてください。
和歌山や徳島の南部では、昼過ぎにかけて雨が降るでしょう。北部や中部は降っても午前中で、午後は天気が持ち直す見込みです。
21日は「雨のち“蒸し暑さ”」に注意。日中の最高気温は大阪で27度、豊岡は30度の予想で、湿度が高く、蒸し暑く感じられそうです。屋外での作業や運動の際は、定期的に水分補給をするように声を掛けあってください。
この先は雨の日が多くなるでしょう。22日(土)の午後から23日(日)は、まとまった雨が降る見込みです。来週は太平洋高気圧の勢力が強まり、前線が北上するため、日本海側を中心に繰り返し、雨が強まるでしょう。
高気圧が強まり過ぎると、来週末以降は南部中心に予報から「傘マーク」がなくなって、真夏のような猛暑となるかもしれません。例年とは性格が違う今年の梅雨は、いつも以上に気象情報に注意しながらお過ごしください。
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