西日本は22日から24日頃にかけて、東日本では23日から24日頃にかけて、雷を伴った激しい雨が降り、警報級の大雨となるおそれがあります。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要です。
予想雨量
22日午後6時までに予想される24時間降水量は多い所で、九州北部地方で120ミリ。
23日午後6時までに予想される24時間降水量は多い所で、東海地方で200ミリ。北陸地方、近畿地方、中国地方、九州北部地方で150ミリ。
24日午後6時までに予想される24時間降水量は多い所で、近畿地方で120ミリ。東海地方、北陸地方で100ミリ。中国地方で80ミリとなっています。
大分県内では降り始めからの雨量は、21日正午までに日田市椿ヶ鼻で92ミリ、中津市耶馬渓で75.5ミリに達しています。
梅雨前線が北上する影響で、大分県内は22日昼前から局地的に雷を伴った激しい雨が降り、24日にかけて警報級の大雨となるおそれがあります。
22日午後6時までの24時間雨量は、多いところで西部で100ミリ、中部と北部で80ミリ、南部で60ミリと予想されています。
線状降水帯発生時の注意点
大雨シーズンで甚大な災害につながりやすいのが「線状降水帯」です。発達した雨雲が次々と発生して数時間にわたって同じ場所で局地的な豪雨をもたらす現象で、大分県内では、2017年の九州北部豪雨や2020年7月の豪雨でも線状降水帯が発生しました。
鹿児島県では21日午前5時すぎに2回、線状降水帯の発生が確認されました。
こうした線状降水帯が発生する可能性がある場合、気象庁は半日前から「大雨に関する気象情報」で県単位の予測情報を発表します。実際に、線状降水帯が確認された場合は、「顕著な大雨に関する気象情報」で発生情報が発表されます。
この段階は警戒レベル4の避難指示以上に相当し、急激に状況が悪化するおそれもあります。避難場所に行けない場合は少しでも崖から離れた建物や、高い場所に移動するなど、安全を確保することが必要です。
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