低気圧や前線などの影響で、石川県では夕方にかけて雷を伴って1時間に40ミリの激しい雨が降り、警報級の大雨となるおそれがあります。

このうち、輪島市では、地震で屋根や壁が崩れた住宅の雨漏りや土砂崩れなどを心配する声が聞かれました。

自宅が被災し仮設住宅で暮らしている75歳の女性は「高齢で自分では屋根に上がれないので、畳にブルーシートをかぶせました。雨が家に入ると、家の傷みがひどくなるので本当に心配です」と話していました。

1か月ぶりに被災した自宅の様子を見に来た85歳の女性は「雨漏りで中に残してきた物もぬれていると思いますが、もう手のつけようがありません」と話していました。

また、車で魚を売りに出ているという73歳の女性は「あすも魚を売りに行きたいですが、雨がたくさん降ると土砂崩れなどで道が通行止めになる可能性があり、結構、危険な状態になるのでどうしようかと困っています」と話していました。

被災した男性 “雨が強くなると雨漏りが心配” 石川 珠洲

石川県珠洲市では23日午前5時前までの1時間に12ミリのやや強い雨を観測しました。

雨は午前11時時点でも降り続いていて、市内では、出歩いている人の姿はほとんどみられませんが、地震で壊れた家屋の解体作業が行われていて、作業員たちが住宅の柱などのがれきを重機を使って撤去していました。

自宅が被災した75歳の男性は、「家にブルーシートを張って雨漏り対策をして暮らしています。今はまだこの対策でなんとかなっていますが、もっと雨が強くなると雨漏りしないか心配です」と話していました。

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