気象庁によりますと、西日本付近に停滞する梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で、西日本を中心に大気の状態が非常に不安定になっています。
九州南部では、断続的に非常に激しい雨が降っていて、午前11時までの1時間には宮崎県が日南市に設置した雨量計で31ミリの激しい雨を観測しました。
前線は、本州の南の海上に南下したあと九州南部付近に停滞する見込みで、西日本では25日にかけて雷を伴って非常に激しい雨が降るおそれがあります。
25日朝までの24時間に降る雨の量はいずれも多いところで
▽九州南部で150ミリ
▽九州北部で130ミリ
▽近畿で80ミリと予想されています。
これまでの雨で地盤が緩んでいるところがあり、今後、少しの雨でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。
気象庁は、土砂災害に警戒するとともに、低い土地の浸水や川の増水、落雷、竜巻などの激しい突風、ひょうに注意し、発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には、頑丈な建物の中に移動するなど、安全確保に努めるよう呼びかけています。
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