米原市の伊吹地区では1日、土砂や石が一気に下流へ押し流される土石流が発生し、けが人はいなかったものの、市のこれまでの調査で少なくとも住宅2棟の被害が確認されています。

伊吹地区の127世帯、313人には引き続き「緊急安全確保」が出されていて、避難所の伊吹小学校の体育館では20人余りが避難生活を送っていました。

米原市は、この週末も雨が予想されるなど避難が長引くおそれがあるとして、希望する人を対象に市内にある民宿2か所を2次避難所として確保しました。

このうち、80代の夫婦は市の職員に荷物を運ぶのを手伝ってもらいながら、市が手配した車で民宿に移動していました。

民宿に移動した奥野里美さん(80)は「早く自宅に帰りたいですが、体育館よりはプライベートが守られるし、よくなるかなと思います」と話していました。

市によりますと、2日から3日午前にかけて11人が2次避難所の民宿に移り、小学校の体育館では12人が避難を続けているということです。

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