浅い海域の地形などを研究している九州大学の菅浩伸教授らのチームは6月27日、輪島市沖の海でダイバーによる潜水調査を行いました。
調査にはNHKの潜水取材班も同行し輪島市大野町から沖合に1.5キロ付近の水深20メートルほどの海底から泡が出ていました。
泡は複数の場所から数メートルおきに列になって水面に湧き上がり、泡の列は少なくとも3つ確認できました。
地元の漁業者によりますと、地震の前にはこうした現象は見られず、泡が出ている海底の周辺では岩が壊れるなどして地形が大きく崩れているということです。
泡が確認された海域はことし1月の能登半島地震の震源域にあたることから、研究チームは採取した気体の成分を分析するなどして地震との関係を調べることにしています。
菅教授は「漁業者は泡のことを心配していると思うので、泡の気体が何か調べたい。何が今回の地震を引き起こしたのかも調査していく」と話しています。
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