2004年7月13日、24時間降水量が400mmを超えた三条市では五十嵐川が決壊し、逃げ遅れた9人が死亡しました。
梅雨時の豪雨により新潟県内で15人が死亡した、2004年の『7.13水害』です。

あれから20年が経ち、三条市では全職員900人のうち実際に当時の水害を経験した職員が33%にまで減り、また住民の意識も年々薄らいでいます。

【滝沢亮市長(7月9日会見)】
「自主防災組織のあり方だったり、自治会の防災のあり方だったり、我々から市民への意識付けや声掛けが弱くなってしまった」

8日には大雨洪水警報も発表され99mmの降水量を観測した三条市では、行政からの避難情報がより分かりやすく伝わるように整備が進んだ一方で…

【住民】
「情報がないよりは。だからといってそれで避難するかと言われると、すぐに避難したりはしないのですけど…」

河川改修や防災無線などのハード整備が終わった三条市では、住民の意識付けをどう進めていくのかが“新たな課題”となっています。

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