韓国では、発達した雨雲の影響により、西部や南部などの広い範囲で9日夜から10日にかけて大雨が降りました。
韓国メディアによりますと、西部沖のオチョン(於青)島では、9日夜から10日未明にかけて、1時間当たりの降水量としては韓国国内で過去最多とみられる146ミリの雨が観測されたということです。
また、西部のクンサン(群山)では、1時間で年間の平均降水量の1割を超える131ミリの雨が降ったほか、同じく西部のイクサン(益山)では、1時間に125ミリの雨を観測しました。
住宅の浸水や道路の冠水、土砂崩れや河川の氾濫など、大雨による被害も出ていて、韓国政府によりますと、崩れてきた土砂に埋まったり、浸水したエレベーターに閉じ込められるなどして、4人が死亡したほか、1人が行方不明になっています。
韓国気象庁は、南部の一部などでは10日夜まで雨が降るところもある見通しだとして、引き続き注意を呼びかけています。
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