１０日夜になって発達した雨雲が帯状となってかかった広島県内。２～３時間かけてゆっくりと南下して、１０日夜は各地に非常に激しい雨を降らせました。
県が三次市南畑敷に設置した雨量計では、午後8時40分までの1時間に69ミリの非常に激しい雨を観測したほか、庄原市や三次市のアメダスで60ミリ以上を観測。また南部でも激しい雨となりました。
午後１１時０３分現在、以下の市町に、大雨警報（浸水害）や洪水警報が発表されています。
大雨警報（浸水害）
広島市中区、東区、南区、西区、安芸区、佐伯区、大竹市、廿日市市、海田町、坂町、福山市、府中市、東広島市、三次市、庄原市、安芸高田市
洪水警報
広島市安芸区、廿日市市、福山市、三次市、庄原市、安芸高田市、北広島町
災害の危険度をみると、県の南部では広島市や福山市などで、浸水害の危険度を示す浸水キキクルで紫色のエリアが一時現れました。この紫は警戒レベル4相当の「危険」を示していて、低地の浸水や道路の冠水などが起こっていてもおかしくないような状況を示しています。
１０日夜に非常に激しい雨を降らせた発達した雨雲の帯は瀬戸内海付近まで南下して、広島県ではいったん降り方のピークは過ぎて小康状態の所も多くなっています。ただ、九州の北側には活発な雨雲がややまとまりつつあり、この先の予想では、特に１１日早朝の時間帯には非常に発達した雨雲が広島県にも流れ込みやすい予想が出ています。
気象レーダーや災害の危険度を示すキキクルなどを確認しながら雨の降り方には警戒してください。
【画像で確認】広島県では早朝に再び非常に激しい雨か この先の雨の降り方は 30分ごとの降水シミュレーション
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