東日本から西日本の広い範囲で、引き続き大気の状態が非常に不安定となる所があります。九州から関東甲信の広い範囲で雷を伴った非常に激しい雨が降る所があるとして、気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒を呼び掛けています。

気象庁によりますと、梅雨前線が中国大陸から本州を通って日本の東へと伸びています。今後、前線は北上する見込みです。
この前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込む影響で、各地で大気の状態が不安定となっていて、17日にかけて局地的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降る所があるとしています。

雨の予想

▽16日に予想される1時間降水量(多い所)
  九州北部、東海 50ミリ
  近畿、北陸、関東甲信 30ミリ

▽17日に予想される1時間降水量(多い所)
  東海 40ミリ
  北陸、関東甲信 30ミリ

▽17日午前6時までに予想される24時間降水量(多い所)
  九州北部 180ミリ(長崎県)
  東海 150ミリ(静岡県)
  関東甲信 70ミリ
  北陸、近畿 60ミリ

▽18日午前6時までに予想される24時間降水量(多い所)
  北陸 80ミリ

静岡県掛川市には一時、「緊急安全確保」が出されたほか、九州では降り始めからの雨の量が7月1か月分を超えたエリアもあります。
気象庁は、東海地方では土砂災害に厳重に警戒するほか、東海地方や九州、近畿、北陸、関東甲信などでも低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒するよう呼びかけています。

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