きのう(15日)、108年ぶりに“3日連続の猛暑日”を記録した沖縄。

きょうも那覇市では午後1時ごろ、取材班手元の温度計で35.5℃を記録しました。

うだるような暑さが続く沖縄。7月1日から7日までの1週間で熱中症で救急搬送されたのは181人。去年の同じ時期の2.5倍となっています。

こうした暑さへの対応に頭を悩ませているのは保育施設です。

▽園児の保護者
「3連休中暑かったので出かけたするときは心配になりますね」「食欲が無くなったり、水分を取る回数が減ったりとか、その辺は気にしてみるようにしている。      

体温調節機能が十分に発達していない幼い子どもたちは体に熱がこもりやすく、大人より熱中症のリスクが高いとされています。

「お水飲もう、お水飲んでください~」

那覇市樋川にある那覇の星保育園。この厳しい暑さの中、熱中症予防として15分おきには水分をとるように声掛けを行っています。

感染症への対策も行うため常時換気はしながら、厚労省の定める室温と湿度に注意をしながら保育を行っています。

▽那覇の星保育園 玉城伸悟主任
「室内気温と水分補給、散歩に出られるときなどは糖分の摂取を小まめにすることを配慮していますね」「室内だからと言って熱中症にならないわけではないので、そこも気を付けているところですね」

「(環境省が)特別な場合以外は運動を中止してと出ているので/きょうは(散歩を)中止して園の前で遊ばせようと思う」

特に気をつかうのは、外での活動です。これまで週に数回はお散歩や公園での運動などを行っていましたが、梅雨が明けてからは、外出できないケースが多くなっています。



大人に比べて地面との距離が近いため、照り返しなどの影響を受けやすく、体感気温が大人より高くなる子どもたち。

自身の不調をうまく言葉にできず、重症化してしまうケースもあるため、園では外での活動のかわりに室内の運動を増やすなど柔軟な対応が求められるといいます。

▽那覇の星保育園 玉城伸悟主任
「保育の質は担保しながら、環境が変化すればそれに対応していく保育を心掛ける保育施設を目指している」

しばらく暑さが続くことが予想されるなか、子どもの健康を守るための対策が続きます。(島袋剛)

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