21年前の2003年7月20日の未明、水俣市で土石流が発生し、宝川内地区と深川地区で9か月の赤ちゃんを含む19人が亡くなりました。

20日、宝川内地区にある犠牲者の名前が刻まれた慰霊碑の前には献花台が用意され、朝早くから遺族や地元の消防団員などおよそ50人が訪れました。

訪れた人たちは、慰霊碑の前で焼香し花を手向け、祈りをささげていました。

遺族などでつくる「被災者の会」の会長で母親と妻を亡くした吉海寿次さん(57)は「21年前のことは忘れることはありません。亡くなった家族には、今後も頑張って生きていくから見守ってほしいと伝えたい」と話していました。

また、ことしも松山市など各地で土砂災害が相次いでいることについて「いちばん守るべきなのは、命だと思います。情報を早く入手して、早めの避難行動をとることが大事だと思います」と話していました。

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