能登半島地震では多くの墓地で墓石が倒れるなどの被害が出ましたが、半年以上たったいまも手つかずのままとなっているところが多くあります。

こうした状況を改善しようと、石材店などでつくる全国団体は、墓地の安全を確保するためのボランティア活動に取り組んでいて、22日、七尾市の寺に全国各地からおよそ10人の職人が集まりました。

職人たちは墓地の通路に倒れている墓石を移動させたり、いまにも土台から落ちそうになっている墓石をもとの位置に戻したりして安心して墓地の中を歩けるように作業していました。

このボランティア活動は、今後は輪島市や珠洲市でも行われる予定です。

参加した大阪の職人は「手が足りていないと聞き参加しました。ひどい状況なので、しっかりと取り組んでいきたい」と話していました。

ボランティア活動の運営に携わる石川県石材組合連合会の番作一之会長は「全国から職人に来ていただき助かっている。墓を直す機械を墓地に入れるためにもまずは通路の安全確保を進めたい」と話していました。

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