気象庁によりますと、北日本にのびる前線と日本海にある低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で、北日本から西日本にかけての広い範囲で大気の状態が非常に不安定になっています。

午後5時半までの1時間には、福島県の福島空港で45.5ミリの激しい雨が降りました。

このあと低気圧は24日にかけて北海道を通過し、前線が東北や北陸付近まで南下する見込みで、北海道や東北などでは局地的に非常に激しい雨が降るおそれがあります。

24日夕方までの24時間に降る雨の量はいずれも多いところで
▽北海道と東北で150ミリ
▽新潟県で120ミリ
▽関東甲信で100ミリ
▽北陸で80ミリと予想されています。

気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうに十分注意し、急に冷たい風が吹くなど発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には、頑丈な建物の中に移動するなど、安全を確保するよう呼びかけています。

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