広島地方気象台は広島県に「大雨と落雷及び突風に関する気象情報」を発表しています。

[気象概況]
 前線が華北から日本海を通って北日本にのびており、前線上の日本海には低気圧があって東へ進んでいます。広島県では、前線や低気圧に向かって太平洋高気圧の縁を回る暖かく湿った空気が流れ込み、24日夜遅くにかけて、大気の状態が非常に不安定となるため、局地的に雷雲が発達する見込みです。

広島県では、24日未明から明け方にかけて局地的に積乱雲が発達したため、激しい雷雨となりました。東広島市では1時間50ミリ以上の非常に激しい雨が降った所もありました。東広島市、三原市、世羅町には一時洪水警報も発表されました。

[雨の実況]
23日23時から24日05時20分までの最大1時間降水量(アメダスによる速報値)
  東広島市豊栄町安宿 64.5ミリ (24日03時36分)
  東広島市志和    56.0ミリ (24日03時14分)

 東広島市豊栄町安宿と東広島市志和では1時間降水量が統計開始以来最も多くなりました。

降り始め(23日23時)から24日05時までの降水量(アメダスによる速報値)
  東広島市豊栄町安宿 68.0ミリ
  世羅        59.0ミリ
  東広島市志和    57.0ミリ

[雨の予想]
24日朝は局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降るでしょう。その後も雨が続き、24日夕方にかけて激しい雨の降るおそれがあります。
24日に予想される1時間降水量は多い所で、
  南部 50ミリ
  北部 50ミリ
24日6時から25日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
  南部 80ミリ
  北部 80ミリ

[防災事項]
河川の増水、浸水害に十分注意してください。
土砂災害や竜巻などの激しい突風、落雷に注意してください。
発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。

【詳しく見る】24日(水)30分ごとの降水シミュレーション&発雷確率

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。