台湾当局によりますと、台湾3号の接近に伴って24日未明に台湾本島の一部が暴風域に入りました。
各地で風や雨が強まっていて、現地の報道によりますと、南部の高雄でバイクを運転していた女性1人が倒れてきた街路樹の下敷きになり、心肺停止の状態で病院に搬送されました。
このほか、24日午後までの当局のまとめで、台湾の広い範囲で合わせて58人がけがをしました。
台湾では、台風などで災害が起きるおそれがある時は、当局が住民の出勤や登校を停止する措置をとれることになっていて、24日は22ある市と県のうち、離島の金門県を除く21の市と県がこの措置をとりました。
北部の台北でも官公庁のほか、多くの企業が休みとなり、市内の道路や駅は朝の通勤時間帯も閑散としていました。
台風3号は、現地時間の24日夜遅くにも宜蘭県から花蓮県にかけての東側の海岸から台湾本島に上陸する見込みで、25日にかけて各地で風や雨が非常に強まるおそれがあるとして台湾当局が住民に厳重な警戒を呼びかけています。
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