総務省消防庁によりますと、各地で39度に達する危険な暑さが相次いだ7月22日から28日までの1週間に熱中症で病院に運ばれた人は全国であわせて1万2666人で前の1週間より(7/15~7/21)3500人余り多くなりました。
1週間に熱中症で搬送された人が1万人を超えたのはことし初めてです。

このうち死亡した人は23人で、入院が必要な「重症」や「中等症」があわせて4442人、「軽症」が8068人でした。

年齢別では65歳以上の高齢者が7279人と全体の6割弱を占めたほか、18歳以上65歳未満が4216人、7歳以上18歳未満が1116人、7歳未満が55人でした。

都道府県別では東京都が1294人と最も多く、次いで大阪府の952人、愛知県の841人、千葉県の748人などとなっています。

また、場所別では住宅が4928人で、次いで道路が2542人、屋外の競技場や駐車場が1639人などとなっています。

消防庁「エアコン こまめな水分 熱中症対策を」

総務省消防庁は「熱中症が急増し、例年の傾向と同じくピークを迎えつつある。エアコンを使ったり、こまめに水分をとったりしてもらいたい。体内の塩分のバランスが崩れると体温の調節機能が働かなくなるので、汗をかいたら梅干しや塩のタブレットなど塩分もとって熱中症への対策をとってほしい」と呼びかけています。

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