宮崎市で30日に観測史上最高の32.8℃を記録するなど、宮崎県内では厳しい暑さが続いていますが、視聴者から、次のような質問が寄せられました。


夜も寝苦しく、朝も早くから暑いです。
昔は家の窓を開ければ、扇風機で眠れた記憶があります。
昔と比べて、夜の気温の下がり方など変化があるのでしょうか?

MRTのテレビ・ラジオで天気情報を担当する気象予報士の野田俊一郎さんの解説です。

野田俊一郎 気象予報士

野田俊一郎 気象予報士
宮崎(気象台)の最低気温が25度を下回らない熱帯夜の日数をグラフにしてみますと、明らかに右肩上がりどんどん増えている状況です。

最近10年間の平均と1980年代の10年間の平均比べますと、約2倍に増えてきているということになりますので、それだけも寝苦しい夜も増えているということになります。

夜の気温が下がらないのは、地球の温暖化の他に、都市化によって都市の熱がとどまることでの影響もありますので、都市部ほどこういった状況は顕著になっています。

この先、今週以降も宮崎県内では熱帯夜がまだまだ続く予想ですので、くれぐれも寝ている間の熱中症にもご注意ください。


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