先週の大雨の影響で、酒田市では30日の午後4時までに、少なくとも300棟近くの住宅で浸水の被害が確認されています。

酒田市は公的な支援を受けるために必要な、り災証明書の申請の受け付けをはじめ、証明書の発行に向けて住宅の被害を把握するための調査を30日から行っています。

31日も市の職員9人が3つの班に分かれて各地をまわり、このうち、大きな被害を受けた大沢地区の下青沢では、職員が壁に残った浸水のあとを写真で撮影したり、住民から被害の状況を聞き取ったりしていました。

市によりますと、調査の対象は被害の確認が取れていない住宅も含めて、およそ4500棟にのぼるということです。

調査を受けた50代の男性は「先が見えない状態だが気力を持ってなんとか片づけ作業をしたい」と話していました。

酒田市税務課の佐藤圭吾係長は「困っている市民の声が多く届いているので、一刻も早くり災証明書が発行できるよう迅速な調査を続けていきたい」と話していました。

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