宮崎市の夏の風物詩「みやざき納涼花火大会」が、今年は8月3日(土)に大淀川河畔で開催予定です。
天気的に問題はなさそうですので、美しい花火を楽しむことができそうです。
この花火大会をより楽しむために、「天気的に花火がきれいに見えるポイント」をMRTテレビ・ラジオの天気情報担当、気象予報士の野田俊一郎さんが解説します。
野田俊一郎 気象予報士
花火をキレイに見るためには、「風上で見る」というのがポイントになります。風下に行くと、煙が邪魔をして綺麗に見えなくなることもあります。
では、場所はどのあたりが良いのか、ということになります。
いまの時期、宮崎市付近は、昼前ぐらいから夜の初めにかけて、海風、すなわち、東からの風が吹いてくるようになっています。
夜になると、陸からの西風に変わるという「海陸風循環」という状況になっています。
この風の吹く方向が変わる時刻が大体夜9時ぐらいです。
花火の打ち上げ時間は、午後7時50分~午後9時と予定されており、この時間帯はおおむね海からの風となりますので、宮崎市役所あたりから東側、打ち上げポイントよりも海側の方で見ると、風上になりやすいというふうに思います。
ちなみに、8月1日は「花火の日」に制定されています。
これは第二次世界大戦の時に、一旦、花火大会が禁止になりましたが、1948年の8月1日に解禁されたことに由来しているということです。
平和にも感謝しながら、花火を楽しみましょう。
※MRTテレビ「Check!」8月1日(木)放送分から
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