鮭川村では先月25日の記録的な大雨で水道管が壊れるなどして、一時、村全体の8割以上にあたる1100戸余りで断水しました。

その後、復旧作業が進められましたが、現在も2つの地区のおよそ120戸で断水が続いていて、村は5か所に給水所を設けて対応にあたっています。

このうち曲川地区では近くの川の水があふれ、地下に埋められていた水道管が流されたため、70戸が断水しています。

この地区に住む安彦優太さんは、家族とともに毎日、18リットルのタンクで8個分の水をくみに行っているということです。

安彦さんは「水道から水が出ない生活は本当に不便です。早く復旧してほしい」と話していました。

村によりますとこの地区では復旧までに3週間程度かかる見通しだということです。

一方、およそ50戸が断水している芦沢地区では、山から湧き出した水をためる貯水槽が被害を受けていて、復旧の見通しはたっていないということです。

鮭川村危機管理室の吉田拓也主任は「これまでにない災害だと受け止めている。国や県などと協力しながら村をあげて復旧に取り組んでいきたい」と話していました。

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