愛媛県の松山城で7月発生した土砂災害を受けて、高知城でも斜面などの安全点検が行われました。
愛媛県松山市の松山城で発生した土砂災害では、住宅が倒壊して3人が死亡しました。
8日、高知城では県と高知城管理事務所の職員が、斜面の安全点検を行いました。2012年と2014年の点検で、一部の斜面に土砂崩れを防ぐための擁壁工事やネットの設置などを行っていて、今回は、それらの経過を確認。他の場所でものり面に緩みや亀裂がないかなどをチェックしていました。
高知県によりますとここ20年ほどは大きな土砂災害は起きていませんが、高知城付近は、土砂災害警戒区域に指定されているところもあり、継続的な安全対策が重要です。
(高知県 歴史文化財課 中内勝 課長)
「高知城も周りが市街化している城のため、斜面の安全性を確認して、利用してもらっている観光客、県民のみなさんに安心していただきたい。そして文化財は貴重なものなので、次の世代にしっかり伝えていけるように取り組む」
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