画像をクリックすると
Xでは8日、宮崎県で震度6弱の揺れを観測した地震の後、南海トラフ地震臨時情報や地震に関する報道を無断で切り取った投稿が、大量のアカウントから数秒ごとに繰り返されています。
投稿には「絶対にやって欲しい防災対策です。すぐできます」「南海トラフ地震臨時情報の内訳です」「水の買い占めヤバい。みんな落ち着こう」など、拡散しているほかのアカウントの投稿をコピーした文言とともに、NHKの放送や記事などから無断でとった画像や、防災情報についての公的機関のウェブサイトの画像などが添えられています。
さらに、画像をクリックするとアダルトサイトや通販サイトにつながるようになっています。
NHKが分析したところ、同様の投稿は少なくとも16種類あり、投稿の数は地震から1日たった9日午後5時までで39万件余りにのぼっていました。
検索結果がスパム投稿で…
スパムの投稿は、海外のものとみられるアカウントが行っていて、中には1000回以上投稿を繰り返しているものが確認できただけでおよそ200ありました。
こうしたことから、Xで「南海トラフ」「巨大地震」などと検索しても、最新結果の画面がスパムの投稿で埋め尽くされ、正確な情報にたどりつきにくい状態になっています。
注意すべきことは
災害時には偽の情報や誤った情報、スパム投稿などが出やすくなります。
▽誰が投稿しているのか、ふだんはどんな投稿をしているアカウントかなどを確認する
▽出どころが分からない投稿についてはリンクをクリックしたり、拡散したりしない
こうしたことに加え、公的機関や報道機関のウェブサイトや公式のSNSなどで情報を確認することが重要です。
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