日南市の「油津赤レンガ館」は、大正11年に22万個のレンガを使って建てられた洋風の建物で、平成10年に国の登録有形文化財になっています。

施設によりますと、8日の地震で外壁が、高さおよそ5メートル幅およそ8メートルにわたって崩れ落ちたほか、1メートルほどの亀裂も確認されました。

当時、建物にいた利用者と職員にけがはなかったということです。

現在は、通常どおり開館していますが、壊れた部分の修理については未定だということです。

地震発生当時、施設で働いていた櫻屋美枝子さんは「人や車に被害がなくてよかったです。油津が栄えたシンボルとして後世に残したい建物なのでこれ以上の被害が出ないように対策をしたいです」と話していました。

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