8日の地震で震度6弱の揺れを観測した日南市では10日、県立聴覚障害者センターの職員3人が、市内に住む耳が不自由な人の家を車で回りました。

職員たちは地震による被害の有無や、不安に思っていることなどについて手話などで聞き取りを行い、海老原信五さん(47)は「車を運転しているときに地震が起きたが、何が起きたかわからず少しパニック状態になった」と地震発生当時の状況を話していました。

10日は、合わせて4軒の家を訪問し、このうちスマートフォンを持っていないという64歳の男性は、避難が必要な大きな災害が起きた際に、光って知らせるような目で見てわかる装置があるといいといった要望を伝えていました。

調査にあたった県立聴覚障害者センターの満平一夫所長は「いつまた大きな地震が起きるかわからないので、細かく話を聞こうと思って出向きました。県内のほかの地域でも、障害者の皆さんの素直な気持ちを聞いていきたいと思います」と話していました。

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