能登町ではことし1月7日に「二十歳のつどい」が開かれる予定でしたが、能登半島地震の発生で延期されていました。

11日、能登町役場で開かれた式典には、昨年度に二十歳を迎えたおよそ90人が参加しました。

参加者を代表して四方悠雅さんと橋本楓香さんの2人が「ことしは大きな地震に見舞われ不安もありますが、改めて大人としての自覚を持ち、復興に向けて力を合わせていきます」と誓いのことばを述べました。

能登町によりますと地震によって地域経済が大打撃を受け、若者が地震前よりも町から流出して人口減少に拍車がかかることが懸念されるということです。

式典に出席した東京に住む女性は「5か月ぶりに帰省しましたが、復興はあまり進んでいないように見えました。商店がなくなるなど、地元に住み続けることが難しくなっていると感じます」と話していました。

また、能登町の大森凡世町長は「地震で過疎化が5年程度、加速した実感があります。さらに子育て支援を充実させるなど、今まで以上に人口を維持する取り組みに力を入れたい」と話していました。

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