台風5号はきょう午前8時半頃に、岩手県大船渡市付近に上陸しました。台風は本来、本州付近にくると偏西風にのるため、西から東へと進み、速度をあげます。ただ、今回は東から西へと逆の動きをしており、偏西風の影響を受けていないため、速度も上がらず、動きが遅くなっている状況です。
このため、東北では雨が長引き、かなりの雨量になる所がありそうです。予想される24時間雨量(多い所)は、あす正午までに東北で200ミリ、あさって正午までに東北で150ミリとなっています。また、非常に強い風や大しけになるおそれもありますので、土砂災害や河川の増水、氾濫、低地の浸水、強風、高波に警戒、注意が必要です。
一方、関東から西では午後も晴れる所が多く、猛烈な暑さとなりそうです。
さらに、南の海上には台風の卵である熱帯低気圧があり、今後24時間以内に台風まで発達する見込みです。今後、北上する見通しで、週末にも東海や関東、東北の太平洋側などに近づくおそれがあります。今後の動きに注意が必要です。
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