先月下旬の記録的な大雨で酒田市大沢地区の北青沢では、近くの山を流れる川から大量の土砂や流木が住宅に流れ込むなどして大きな被害が出て、一部では今も断水が続いています。

お盆を迎えた13日の夕方、北青沢にある「梅林寺」には地元の家族連れや自宅が被災して別の地区の親戚のもとに身を寄せている人などが墓参りに訪れました。

訪れた人たちは、墓石に水をかけたり花や果物を供えたりしたあと、線香をたいて静かに手を合わせていました。

近くに住む70代の男性は「多くの住宅が被害にあい本当に気の毒に思います。先祖代々住んできた集落ですが今回の水害で住む人が減って維持できるかどうか心配です」と話していました。

また、所有する田んぼが土砂に埋もれた60代の男性は「自宅に被害がなかったことが不幸中の幸いで、先祖が守ってくれたと思いました。生活の基盤となる田んぼの被害のほか、断水や停電も重なりこれまでの日常生活がいかに恵まれていたか痛感しました」と話していました。

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