米津龍一気象予報士：

早速きょうは台風の話に絞ってお伝えしていきたいと思います。

まずポイントを見ていただきたいと思います。

まず一つ目は、あすの夜から16日あさってにかけて雨が続く見通しです。
その雨の量が多くなりそうなのが、特に東部富士五湖と見ています。
さらに今回は雨だけでなく、風も強まる予想がありまして、16日あさっての昼前から県内全域に強風のおそれがあります。

では、台風の進路予想図を見ていきます。

現在台風７号は日本の南、小笠原諸島にあると見られていまして、その後、進路を北よりに進める予想となっています。

今回のポイントは、中心気圧が現段階では975hPaなんですが、だんだん気圧が低くなっていくということは、勢力が強まっているということなんです。

現時点ではこの予報円がちょうどこの一番西側を通ると千葉県付近をかすめるということで山梨に直撃するわけではないんですが、まだまだ大雨のおそれがありまして、ピークとなりそうなのがこの16日の金曜日となりそうなんです。

では雨の予想を詳しく見ていきます。

あすの夜午後7時からです。この時間は東部富士五湖の一部に雨雲がかかっている状況ですが、東部富士五湖であすの夜は雨が続く見通しです。日付が変わって、未明からだんだん県内全域に雨の範囲が広がるんですが、あさっての朝以降、東部富士五湖のあたりでは降ればバケツをひっくり返したような激しい雨が断続的に降る恐れがあるんです。
この雨の量が多いところだと8月平年降水量1ヶ月分の雨がたった1日で降るところも出てくるかもしれません。そこに風も注意が必要ということですから横殴りの雨という可能性もあるんです。

台風への備えはどんなことが必要か、確認してください。

まず一つ目、ハザードマップ。自分が住んでいる場所が危険区域に対応しているのかどうかを見てください。もし危険区域だった場合には、避難経路の確認も事前にしておくようにお願いします。
今回、雨だけでなく風も強まる予想となっていますので山梨県は特に大雨での倒木による停電というのが多いので、モバイルバッテリーの準備や、懐中電灯、夏場ということで、エアコンが効かなくなる恐れがありますから、保冷剤など体を冷やせるようなグッズも検討していただきたいと思います。
さらに、予定の変更や見直し、関東方面は特に交通機関への影響が大きくなる可能性があります。東海道新幹線の16日の運休も既に発表されていますので、この方面に行かれる方は計画の見直しも含めてお願いします。

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