沖縄気象台は15日、大東島地方をのぞく沖縄地方に「大潮による高い潮位に関する潮位情報」を発表しました。沖縄本島地方・宮古島地方・八重山地方では、来週19日(月)から23日(金)にかけて高潮に注意が必要です。

満潮の時間帯を中心に潮位が高くなるため、海岸や河口付近の低い土地では浸水や冠水のおそれがあります。

2014年8月の高潮被害(潮位の標高139センチ 那覇市)出典:沖縄気象台資料
同じ場所の平常時 出典:沖縄気象台資料

高潮に警戒が必要な理由は2つです。

① 満月の前後は大潮の時期
20日(火)は満月。その前後は大潮の時期にあたるため、満潮の時間帯を中心に潮位が高くなる所があります。

② 夏から秋にかけての高い海水温
海水温が高いと膨張して潮位が上がるため、夏から秋は平常時の潮位が年間でも高い時期となります。

この2つの理由が重なって、来週は潮位が高くなる予想です。またこの期間中に台風や低気圧が接近・通過する場合などは、さらに潮位が高くなる可能性があります。今後発表される高潮警報・注意報や潮位情報に十分注意してください。

海岸沿いにお住まいの方は浸水に注意です。また停泊させた船が潮位の上昇で動いてしまうおそれもあります。しっかりと固定するようにしてください。

◆那覇(那覇港)の満潮時刻と平常時の潮位
8月19日 午前6時16分 112センチ、 午後7時37分 104センチ
8月20日 午前7時03分 124センチ、 午後8時10分 112センチ
8月21日 午前7時50分 130センチ、 午後8時43分 116センチ
8月22日 午前8時35分 127センチ、 午後9時15分 117センチ
8月23日 午前9時22分 116センチ、 午後9時48分 113センチ

きょう16日から明日にかけて、沖縄近海にある気圧が低い部分がさらに発達してあす朝には熱帯低気圧になる予想です。

那覇でも土日は天気崩れる

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