19日午前3時、沖縄の宮古島付近で、台風9号が発生しました。8月に入り5つ目の台風発生となっています。この後は東シナ海をゆっくり北上し、21日(水)には朝鮮半島付近まで進む見込みです。

あまり発達はしないものの、暖かく湿った空気をもたらすため、南西諸島から西日本にかけては20日(火)にかけて、雷を伴った非常に激しい雨が降り大雨となるおそれがあります。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒が必要です。

その後、台風9号は22日(木)には日本海で熱帯低気圧に変わる見込みです。その後の資料を見ると、23日(金)以降は北側の寒気を取り込んで温帯低気圧の性質を帯びながら沿海州付近を通ってオホーツク海へと進む見込みです。23日(金)にはこの低気圧から南西に長い前線が伸びるようになり、また、別の動きの遅い低気圧が日本海西部で停滞するため、26日(月)にかけて全国的に雨の降る所が多くなりそうです。

21日(水)~26日(月)の予想天気図(気象庁発表資料に一部加工)。台風9号から変わる低気圧を赤い「L」、日本海西部で停滞する別の低気圧をオレンジ色の「L」で表示。網掛け部分が降水が予想されるエリアで、23日(金)以降は全国的に広がっている。

子どもたちの夏休みも終盤で、特に北日本では夏休み最後の週末という地域も多いかと思いますが、お出かけには傘が必要となるでしょう。

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