2014年8月20日の広島市の土砂災害では、集中的な豪雨によって市内の166か所で土石流や崖崩れが発生し、災害関連死を含めて77人が亡くなりました。

災害から10年となる8月20日、大きな被害が出た安佐南区にある梅林小学校では、亡くなった人たちの名前が刻まれた慰霊碑の前に地域の人たちなどが集まり、追悼の催しが行われました。

はじめに全員で黙とうしたあと、松井市長が「災害に強いまちづくりに、被災地域の皆さんと一丸となって全力で取り組む」とあいさつしました。

そして参加した人たちが献花台に花を手向けて、静かに祈りをささげました。

同僚が亡くなり、毎月20日に手を合わせにくるという76歳の女性は「10年たったとは思えず、今もテレビで土砂災害の映像は見ることはできません」と話していました。

同じ町内会の知人が亡くなった79歳の男性は「遺族の方は何年たとうとつらいと思います。今後こういうことが二度と起きないようにハード、ソフト両面の対策をしないといけないと思います」と話していました。

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