8月後半も次々と熱帯擾乱が発生しており、中でも現在日本列島の南の海上に位置し、暴風域を伴い北上している台風10号の今後の進路に注意が必要ですね。今回は熱帯低気圧の分類についてですが、熱帯低気圧の発生域によって名称が異なります。
「台風」というのは日本の呼び方で、熱帯低気圧のうち北西太平洋(赤道より北・東経180°より西の領域)または南シナ海に存在し、最大風速が約17m/s以上(34kt)以上のものをいいます。
その他の熱帯低気圧の分類は、最大風速の違いと発生位置の違いで決まっています。台風と発生位置が同じで最大風速が異なるのが”タイフーン”です。台風は最大風速が17m/s以上であるのに対して、タイフーンは最大風速が32.7m/s以上のものをいいます。
台風と最大風速が同じで発生位置が異なるのが”サイクロン”です。サイクロンは、インド洋や南太平洋西部で発生したものをいいます。さらに、最大風速と発生位置ともに異なるのが”ハリケーン”です。ハリケーンは、最大風速が32.7m/s以上でカリブ海周辺で発生したものをいいます。
まだ予報円が大きい段階ではありますが、台風10号は、来週27日火曜日から28日水曜日にかけて本州に上陸する可能性が高くなっています。今後も最新の情報を確認するようにしてください。
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