草津白根山のうち、エメラルドグリーンの湖面で知られる火口湖の「湯釜」がある「白根山」では、火山活動が高まった2009年以降、草津町が、湯釜を臨む展望台につながる中央登山道を全面的に立ち入り禁止にしています。

町は、観光客からの登山道再開の要望などを受けて火山の専門家と協議し、26日、黒岩信忠町長らが展望台付近まで行って現場の状況を確認しました。

その結果、火山活動が比較的落ち着いていて登山道にある避難シェルターの修繕も終えているなどとして、立ち入り禁止の措置を15年ぶりに緩和し、来月下旬から条件付きで通行できるようにすることを決めました。

具体的には、10月下旬までのうちの10日間、1日に2回、1回当たり20人に限定し、監視員のガイドを同行させるということです。

登山道の通行には予約と1人4000円の負担金が必要で、町は26日から予約の受け付けを行っています。

黒岩町長は「観光客の要望に応えながら、万全の態勢を敷いた上で安全最優先で行っていきたい」と話しています。

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