非常に強い台風10号は発達しながらゆっくり北上しています。
宮崎県内は、今夜からあす夜にかけて線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があり、土砂災害などに厳重な警戒が必要です。(27日午後6時半現在)
非常に強い台風10号は、きょう午後6時現在、奄美市の東北東およそ80キロにあって、ゆっくりとした速さで北北西へ進んでいるとみられます。
中心の気圧は950ヘクトパスカル、最大瞬間風速は60メートルとなっています。
県内には、30日ごろに最も接近する見込みで、早いところでは今夜はじめごろから風速15メートル以上の強風域に入り、あさっての午後に25メートル以上の暴風域に入ると予想されています。
県内では、30日ごろにかけて局地的に非常に激しい雨や激しい雨が降るおそれがあり、1時間の雨量はあすは多いところで70ミリと予想されています。
また、24時間の予想雨量は、いずれも多いところであさって夕方までが600ミリ、30日夕方までが300ミリとなっています。
予想される最大風速は、あすが20メートル、あさっては30メートルとなっています。
一方、沿岸の海域では、あす昼前からうねりを伴い、大しけとなるおそれがあります。
(宮崎地方気象台 立神幸治観測予報管理官)
「土砂災害や洪水、高潮のおそれがある区域では、風雨が強まる前に、早めのタイミングで対応等を取っていただくことが重要と思っている」
県内では、今夜からあす夜にかけて線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があります。
気象台は、暴風、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重な警戒を呼びかけています。
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