2011年9月の紀伊半島豪雨では死者・行方不明者が奈良、和歌山、三重の3県で合わせて88人に上り、このうち五條市大塔町では8人が死亡、3人が行方不明となっています。
地元の小中学校では毎年この時期に防災学習が行われていて、27日は夏休み中の子どもたち11人が参加しました。
子どもたちははじめに大規模な斜面崩壊が起きた現場を見学し、慰霊碑の前で黙とうをささげて犠牲者を悼みました。
続いて五條市危機管理課の元職員で、当時前線で対応にあたった山本修二さんが、土砂が崩落したあとにたまった雨水があふれ出して多くの建物が流されたことや、さまざまな手段で行方不明者の捜索を行ったことなど、当時の状況を写真を示しながら説明しました。
中学3年の男子生徒は「実際に現場を見たり話を聞いたりして、大変なことがあったのだと分かりました。ふだんから災害に備えて準備しておきたいです」と話していました。
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