きょうは台風10号が九州をゆっくり横断する見通しです。台風の動きが遅いため、西日本には台風本体の発達した雨雲がかかり、関東にかけての太平洋側など台風から離れている所でも、激しい雨が降りそうです。これまでの大雨で災害発生の危険度が高まっている所もあるため、土砂災害や低い土地の浸水、川の増水や氾濫に厳重な警戒が必要です。
■台風の動き遅く大雨に警戒
台風10号は九州をゆっくりと横断していき、あすにかけて西日本を東へ進む見通しです。台風の動きが遅いため、きょうも九州や四国、中国地方には台風本体や周辺に発達した雨雲がかかり、夜には近畿にもこの雨雲が広がって、非常に激しい雨の降る所もありそうです。
また、けさは台風から離れた関東でも大雨となっていて、氾濫の危険度が高くなっている河川があります。東海、関東や東北の太平洋側も断続的に雨となり、激しい雨が降るでしょう。関東では昼ごろにかけて大雨が続く見込みです。
九州北部、四国、近畿、東海では線状降水帯が発生して、短い時間で周囲の状況が悪化するおそれもあります。
■線状降水帯発生のおそれも
あす朝にかけて予想される雨の量は、四国で400ミリ、東海で300ミリなどとなっています。線状降水帯が発生するとさらに雨の量が増えるおそれもあります。
台風から離れた東海や関東も、記録的な大雨となっている所があります。土砂災害や低い土地の浸水、川の増水や氾濫に厳重な警戒が必要です。山や崖の斜面、川から離れた安全な場所でお過ごしください。
台風が近づく西日本を中心に、非常に強い風が吹くでしょう。暴風や高波にも警戒が必要です。
■週末も影響続くおそれ
あすは九州では天気が回復に向かいますが、西日本や東日本を中心に雨が続き、さらに雨の量が増えそうです。あす以降も台風の動きが遅く、日曜日も本州付近に停滞する可能性があります。大雨が長引くおそれがあるため、最新の予報と交通情報もご確認ください。
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