宇和島市の遊子小学校で開かれたワークショップには、3年生から6年生までの児童12人が参加しました。

講師は防災について学ぶ東京大学の大学院生5人が務め、はじめに、近い将来起こるとされている南海トラフ巨大地震では、遊子地区で2階建ての建物と同じくらいの高さに相当する最大6メートルの津波が予想されていることを説明しました。

続いてグループに分かれて、地震の発生を想定して、学校生活での危険な場面について考えました。

このうち、登校中の危険について考えたグループは、学校周辺の地図を使って、傾斜となっている地形や住宅が密集している地域を調べたうえで、土砂崩れや建物の倒壊から身を守るために、自分がいる場所の環境をしっかり把握することが大切だと確認しました。

参加した6年生の女子児童は「先日の地震では大きく揺れましたが、実際に地震が起こると、冷静さを失うと感じました。きょうの話を聞いて、着替えの服や食料を備えようと思いました」と話していました。

講師を務めた東京大学大学院の上町剛志さんは「学んだことを家庭で話してもらい、親などの世代にも地震への備えの大切さが伝わればいいです」と話していました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。