能登半島地震の被災地で石川県の要請を受けた自衛隊は、ことし1月から救助活動や物資の支援などの災害派遣活動を続けてきました。

これまでにのべ114万人の隊員が活動してきましたが、31日で終えることになり、珠洲市では学校施設など3か所で住民への入浴支援が行われました。

仮設住宅で暮らす住民など地震で被災した多くの人たちが訪れ、仮設のお風呂やシャワーで疲れを癒やしていました。住民の中には隊員に感謝のことばを伝える姿もみられました。

自衛隊によりますと、派遣期間は240日を超えて地震の対応としては福島第一原発事故による除染作業などを除いて、最も長くなったということです。

支援を受けた女性は「入浴支援を受けるために8か月間通い続けました。すごく感謝しています」と話していました。

入浴支援を担当した足立皓平班長は「被災者の方々が、一日でも早く安心安全な暮らしができるよう取り組んできました。能登半島地震の被災地での活動はきょうで終了ですが、引き続き災害支援にあたっていきたい」と話していました。

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