台風11号(ヤギ)発生 フィリピンの東の海上で
気象庁は1日21時、フィリピンの東の北緯14度25分、東経124度10分において、熱帯低気圧が台風第11号になったと発表しました。台風は1時間におよそ25キロの速さで北西へ進んでいます。
中心の気圧は998ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルで、中心の東側220キロ以内と西側165キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。
ちなみにヤギは台風のアジア名で日本の星座が名前の由来となっています。
気象庁進路予想(JMA)
台風の中心は、12時間後の2日9時には
フィリピンの東の
北緯15度35分、東経123度10分を中心とする
半径65キロの円内に達する見込みです。
中心の気圧は996ヘクトパスカル
中心付近の最大風速は20メートル、
最大瞬間風速は30メートルが予想されます。
24時間後の2日21時には
フィリピンの東の
北緯16度55分、東経123度10分を中心とする
半径95キロの円内に達する見込みです。
中心の気圧は996ヘクトパスカル
中心付近の最大風速は20メートル、
最大瞬間風速は30メートルが予想されます。
48時間後の3日21時には
バシー海峡の
北緯19度05分、東経121度40分を中心とする
半径185キロの円内に達する見込みです。
中心の気圧は996ヘクトパスカル
中心付近の最大風速は20メートル、
最大瞬間風速は30メートルが予想されます。
72時間後の4日21時には
バシー海峡の
北緯19度00分、東経120度10分を中心とする
半径260キロの円内に達する見込みです。
中心の気圧は990ヘクトパスカル
中心付近の最大風速は23メートル、
最大瞬間風速は35メートルが予想されます。
なお、台風の中心が予報円に入る確率は70%です。
【画像で確認】沖縄周辺まで北上する予想も 7日(土)までの雨・風シミュレーション
この台風11号は日本列島に影響はあるのでしょうか。それではアメリカやヨーロッパなど海外の予報機関はどのような進路予想なのでしょうか。
アメリカモデルの予想ではブレ幅大きく 一部は沖縄周辺へ北上予想
アメリカ海軍(JTWC)
アメリカ海洋大気庁のアンサンブル予報結果です。日本やヨーロッパの他のモデルに比べると台湾や沖縄周辺の海域に進む予想データが多少多く見えます。
ヨーロッパモデル 多くが台湾の南の海上を西へ
ヨーロッパ中期予報センター
ヨーロッパ中期予報センターのアンサンブル予想の結果です。多くのメンバーが台湾の南の海上を西へと進んでいくルートを予想しています。この通りに進めば日本への大きな影響はないとみられます。
【画像で確認】沖縄周辺まで北上する予想も 7日(土)までの雨・風シミュレーション
気象庁の別モデルでは沖縄周辺に北上させる予想も
また気象庁の台風進路予想とは別で日々の天気予報で使われている数値予報モデルの恵さん結果です。こちらでは週末に沖縄方面へ北上させるデータもあります。
【画像で確認】沖縄周辺まで北上する予想も 7日(土)までの雨・風シミュレーション
気象庁・アメリカ・ヨーロッパの予想ともまだかなり先の予報で不確定要素が多く、確定的なことを話す段階ではありません。あくまで参考程度の情報とはなりますが、少し頭の片隅にでも入れておいてもらえたらと思います。
※台風に関する情報について最終的には気象庁が発表する情報を参考にしてください
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