水戸市が開催したこのシンポジウムには、およそ230人が参加しました。

この中で防災に関わる人材育成や、能登半島地震などの被災地支援に携わる小山内世喜子さんが講演し、自治体によっては生理用品の備蓄が少ないなど女性への配慮が十分でないこともあり、避難所の運営に女性が携わることが重要だと呼びかけました。

また、非常用持ち出し袋の作り方を学ぶ講習会も行われ、水戸市の職員が食料や衛生用品などに加え、寒い時期には防寒のアルミシートを入れるなど状況や時期に応じて中身を合わせることが大切だと説明しました。

このほか、災害に関するクイズでは、成人1人あたり1日に3リットルの飲料水が必要なことや、東日本大震災の時に水戸市で水道が復旧したのは6日後だったことなどを学んでいました。

17歳の女性は、「男女平等に支え合うことの大切さを知ることができました。備えをしておくことが自分の命を守り、困っている人を助けることにもなると思う」と話していました。

60代の男性は、「日頃から意識を高めて、いつ災害が起きても柔軟に対応できることが重要だと思いました。わが家でも防災用品などをそろえたいと思います」と話していました。

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