県立松阪高校によりますと、先月31日の午後2時から多気町の施設でPTAの会合が開かれ、学校側が保護者向けに修学旅行の説明を行いました。
この日の多気町は台風10号が接近して午前中から大雨になっていて、会合が始まったのとほぼ同じ時刻に全域に避難指示が出ました。
午前中保護者から「中止したほうがいいのではないか」という問い合わせが県教育委員会を通じて寄せられていましたが、学校側はすでに準備を始めていたため、予定どおり会合を開くことを決めたということです。
会合には40人余りの保護者が参加しましたが、施設が避難所になったことを受けて、およそ40分で中止されました。
学校は翌日「判断が適切ではなかったと反省しています。不満や混乱を生じさせておわびします」などとするメールを保護者に送り謝罪しました。
三重県教育委員会は「今回の判断は適切ではなかったと考えている。今回の事例も踏まえて、今後の台風接近時の行事の開催のあり方などについて、各学校とも相談して検討していきたい」とコメントしています。
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