総務省消防庁によりますと、熱中症で病院に搬送された人の数はことしの4月末から9月1日までに全国で8万5475人でした。

去年のほぼ同じ時期と比べ2749人多くなっていて、今の形で統計を取り始めた2015年以来、2018年に次ぐ高い水準で推移しているということです。

このうち、初診の段階で、死亡したのは111人で、入院が必要な「重症」が1988人、「中等症」が2万7467人、「軽症」が5万5283人でした。

年齢別では、
▽65歳以上の高齢者が4万9575人と最も多く半数余りを占めたほか、
▽65歳未満18歳以上が2万7813人、
▽18歳未満7歳以上が7550人、
▽7歳未満が537人でした。

都道府県別では、
▽東京都が7366人と最も多く、
次いで
▽大阪府が6196人、
▽愛知県が5645人、
▽埼玉県が4932人となっています。

総務省消防庁は、「ことしは搬送者数が多いが、10月にかけても例年、熱中症で運ばれる人がいる。こまめな水分補給など熱中症対策は今後も続けてほしい」と話しています。

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