台風11号は4日、南シナ海を西北西に進み日本への直接的な影響はほとんどない見込みです。一方で日本の南の海上は積乱雲の発達しやすい状況で、本格的な台風到来のシーズンが続いています。
台風11号は4日午前9時、南シナ海を西北西にゆっくり進んでいます。中心の気圧は975ヘクトパスカル、最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルです。
このあと台風11号は南シナ海を西北西に進み7日には海南島に達し、大陸に上陸するとみられます。
日本の南の海域は積乱雲の発生しやすい状態
日本気象協会天気JPによりますと、日本の南の海上は積乱雲の発達しやすい状況となっています。
小笠原諸島の東の海上にある熱帯低気圧も、今のところ、あまり発達しない見込みです。ただ新たな熱帯擾乱(熱帯低気圧や台風)が発生する可能性があります。
9月の台風発生は平年5.0個、8月に次ぐ多さ
9月も台風シーズンです。平年では9月の台風発生数は5.0個と8月に次いで多くなっています。
また平年の9月の日本への接近数は3.3個、上陸数は1.0個と8月と同程度です。近年でも2022年には9月に6個もの台風が接近しました。
台風に備えて、非常持ち出し袋やハザードマップの確認が重要です。水はけをよくするため、側溝の掃除をしておくことが大切です。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。