台風シーズンが到来しています。ことしの台風10号はスピードや進路の予測が定まりにくく、日本中が振り回されました。なお、台風10号には「サンサン」という呼び名が付いていました。これは香港の「少女の名前」です。
台風の呼び名は、以前はアメリカが人の名前を付けていましたが、2000年からアジアを中心とした台風委員会の加盟国が10個ずつ出してリストを作り、リストにある140個を発生順に付けることになりました。

日本が付けたアジア名には、星座の名前が10個採用されています。これは台風の影響を受けやすい船乗りに馴染みが深いため、といわれています。なお、猛烈な勢力になった台風11号は日本名の「ヤギ」の呼び名が付いています。
リストには、日本以外では、韓国からは動植物の名前が出されていますが、タイからは、「お菓子の名前」・「雷の天使」などと、振れ幅が大きいです。フィリピンからは、「むち打つこと」・「鋭い刃先」など、中国からは「孫悟空」など、ミクロネシアからは、「伝統的な部族長の称号」・「伝説上の首長の護衛兵」など。それぞれ個性的です。

このような名前を付ける理由は、アジアの人々になじみのある呼び名をつけることによって人々の防災意識を高めるためとされています。日本の南海上では、台風の卵が発生しやすくなっています。今後の情報にもご注意ください。

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