日本の南の海上で2つの熱帯低気圧が相次いで台風になる見込みです。このうちマリアナ諸島近くの熱帯低気圧は24時間以内に台風へ発達すると予想されています。引き続きこの海域は、台風の“たまご”が発生しやすい状況です。

気象庁によりますと、日本の南の海域、マリアナ諸島にある熱帯低気圧は、10日午前9時現在、1時間に15キロの速さで西北西に進んでいます。

中心気圧は1002ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は15メートル、最大瞬間風速は23メートルです。

この熱帯低気圧は11日午前9時までに中心気圧998ヘクトパスカルの台風に変わり、1時間に20キロの速さで北西に進む見込みです。中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルの見込みです。

東シナ海でも10日午後9時までに台風発生へ…

一方で、10日正午、宮古島の北北西約180キロにある熱帯低気圧は、午後9時までに台風になる見込みです。1時間に15キロの速さで西北西に進んでいて、中心気圧は1000ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は15メートル、最大瞬間風速は23メートルです。

台風の “たまご” が発生しやすい状況が続く

引き続き日本の南の海域は、熱帯低気圧が発生しやすい状況です。

台風の発生数の平年値は年間で25.1個。9月は5.0個と、8月に次いで多くなっています。

今年は8月に6個の台風が発生し、8月の平年値を上回りました。9月は、きょう10日までに2個の台風が発生しています。

日本気象協会tenki.jpによりますと、日本の南の海水温は30℃前後の領域が広がり、台風が勢力を維持・発達できる条件となっています。

台風シーズンが続くので最新の情報をこまめに確認し、備えは早めにしてください。

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